こんにちは!
住宅営業歴13年のダイスケです!
これから家づくりを始めようと思うけどどれくらい予算をかけられるか分からない
今の収入や預貯金、将来的にお金がかかることもふまえて理想の資金計画の
考え方を教えてほしい
これを読めばあなたに合った予算の立て方が分かります。
叶えたい理想と予算配分のバランスが分かりますので安心して家づくりを楽しむことができます。
大手ハウスメーカーで営業歴13年の住宅営業マンが解説
年間100件以上の展示場来場者にヒアリングをした結果を元に解説
家づくりの予算の立て方の目安と各家庭ごとに押さえておくべきポイントを解説
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世帯年収から家づくりの総予算の上限を算出
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世帯年収の推移を把握(出産、転職、副業、保険など)
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家計の中での収支を把握
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資産形成と叶えたい夢を考える
世帯年収から家づくりの総予算の上限を算出
あなたは今自分がどのくらい住宅ローンを借りることができるか知っていますか?
一般的には年収の7~8倍、金融機関によっては9~10倍くらい融資してくれるところもあります。
しかし、単純にこの計算式で住宅の予算を決めてしまうとあとあと大変なことになってしまいます。
ちなみに一つ例を出すと、
ご主人の年収が500万円、奥さんの年収が300万円の世帯だとすると、
借入可能額の上限はおよそ
5,600万円~6,400万円ということになります。
ただし、これはあくまでも借入金額の上限であってその家庭が30年、40年という長期に渡って安心
して支払い可能な金額ではありません。
また、逆に予算を低く抑えすぎることもリスクを抱えることになるかもしれません。
世帯年収の推移を把握(出産、転職、副業、保険など)
住宅展示場等で資金計画の相談をする際に注意しておくべきポイントがあります。
それは現時点での年収や生活費だけで購入する住宅の予算を考えてしまうことです。
どういうことかピンとこない方が多いと思いますので具体例を出します。
ご主人 31歳 年収500万 市役所勤務
奥さん 29歳 年収300万 教職
長男 3歳
長女1歳
ご主人の趣味は釣り、奥さんの趣味は家庭菜園と絵画で休みの日にはご主人が長男を連れて一緒に釣りを楽しんだり、家族で公園に出かけて遊んだりすることが多い
ご主人 31歳 年収500万 メーカー営業職
奥さん 29歳 年収300万 事務職
長男 3歳
あと一人ぐらい子供がほしいと考えている場合
ご主人の趣味はゴルフ、奥様の趣味はショッピング。
ご主人は仕事柄、月に1~2回は取引先の方と週末ゴルフに出かける。
奥さんは月に1回子供と一緒にショッピングに出かけて自分や子供の洋服を買うのが楽しみ
単純に世帯年収だけで試算するとどちらも住宅ローンの借り入れ可能額としては
5600~6400万円ということになります。
しかし、それぞれのケースでは今後の想定世帯年収の推移や支出面で大きな違いがありそうです。
例えば収入面で考えた時にケース1の場合は
今後、子供が増えることは想定していないため奥さんもフルで仕事ができますし、収入的にも夫婦で公務員ということもあり安定しています。
一方、ケース2の場合は、今後奥さんは出産する可能性があるためその期間収入が減少する。もしくは無くなる可能性がありそうです。
また、支出の面においてもケース1の場合は比較的お金のかからない趣味でケース2の場合はどちらかというとお金がかかりそうな趣味ですよね。
今回は、比較しやすいように分かりやすい事例を挙げましたがあなたの家庭に置き換えてみるといかがでしょうか?
この2つの事例から言えることは各家庭によって現時点での収入が同じでも今後の推移や支出の面において違いが出るということです。
家計の中での収支を把握
ここでは現状の家庭での収入と支出を把握しましょう。
まず、収入面ですがこれは給料の総支給額から税金等を差し引いた手取りの金額になりますね。
また、メインの収入以外に副業や投資をされている方はプラスαの収入があるかもしれません。
次に、支出面ですがこれは各家庭において金額や項目も様々ですが一例を下記に並べておきます。
- ・食費
- ・光熱費
- ・家賃
- ・学費
- ・子供の習い事
- ・被服費
- ・医療費
- ・趣味
- ・レジャー費
などなどこれ以外にも時期や状況に応じてさまざまにあると思います。
ポイントとしては収入―支出≧0円になることですよね。
貯蓄も考えてできれば安定的にプラスになるように計画したいものです。
また、時系列で考えた時に将来的にも家計がマイナスになる可能性がないかどうかの
確認が必要です。
ただし、こういったことを夫婦で話し合ってもなかなか結論が出ないのではかと思います。
不安だけが大きく膨らんでいくのではないでしょうか。
そこで、お金の専門家に一度相談することをおすすめします。
具体的には今加入している保険会社の担当者やハウスメーカーの営業担当から
ファイナンシャルプランナーを紹介してもらう方法があります。
できるだけ第三者的に相談に乗ってくれる人が理想です。
資産形成と叶えたい夢を考える
最後に資産形成と叶えたい夢について考えます。
家づくりは一生に一度の大きな買い物ですよね。
この機会に住宅ローンだけでなく、今後の資産をどう築いていくか
家族で叶えていきたい夢についても考えておくと安心できると思います。
まず、資産形成についてですが保険商品や投資信託、株等さまざまなものがありますよね。この中からリスクとリターンのバランスを考えて資産配分をしていくことが大切です。
特に年金を当てにすることができない我々20代、30代の方には死活問題ですよね。
次に叶えたい夢を考えよう!
ということでこれは例えば家族での旅行やレジャー、欲しいものを購入したり、
お子様のイベント行事などですね。
家を建てたからといってその他の趣味や娯楽が無くなってしまうのはなんか寂しいですよね。
そこで家族の中で今後実現したい夢の部分も考慮して家づくりの予算を考えていきましょう。
まとめ
家づくりは今の家計を見直すこと、今後の資産形成をしていく上でのいいきっかけになります。
一生に一度の大きな買い物をするタイミングだからこそ日頃あまり深く考えない家計にメスを入れて必要なものと浪費(無駄)しているものを仕分けして、家族にとって理想の家づくりを叶えつつ将来のお金の不安も一気に解消するのがいいのではないでしょうか。
是非、家づくりのタイミングで一度お金について真剣に考えてみて下さい。
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